久しぶりに2011年のXPERIAに悪戯する機会があったのでドコモメール非対応端末”ICS”で対応させてみる。JB化したSO-03Dの対応化方法はこちら
国内で今までに販売されているXperiaでドコモメールに対応、非対応端末が存在するようですので一覧にしてみる。
ドコモメールに対応する国内Xperia一覧
2014年2月16日現在- Xperia A SO-04E
- Xperia feat.HATSUNE MIKU SO-04E
- Xperia Z1 SO-01F
- Xperia AX SO-01E
- Xperia Z SO-02E
- Xperia Tablet Z SO-03E
- Xperia GX SO-04D
- Xperia SX SO-05D
- Xperia NX SO-02D(最新のOSバージョン(4.0以上)にアップデートする必要があります。)
- Xperia acro HD SO-03D(最新のOSバージョン(4.0以上)にアップデートする必要があります。)
ドコモメール非対応国内Xperia一覧
- Xperia Ray SO-03C
- Xperia PLAY SO-01D
- Xperia acro SO-02C
- Xperia arc SO-01C
- Xperia SO-01B
今回のお題目は、上記非対応モデルをドコモメールに対応化させてみる訳ですが、このドコモメールはICS(※JBカスタムROMでも動作しているようですが、あくまでも今回はICS Stock Romが対象です。)で動作するようですので、ICSにアップデートできない機種は除外。
残念ながら非対応端末は国内キャリア様からのICSへのアップデートが提供されていない。が、、
海外FWを焼き込めばICSを利用できるようになっているようです。
非対応モデルでICS Stock Romが使用できる端末一覧
- Xperia Ray (ST18i 4.1.B.0.587)参考はこちら
- Xperia acro SO-02C(LT18i 4.1.B.0.587)参考はこちら
- Xperia arc SO-01C(LT15i 4.1.B.0.431)参考はこちら
ICS化(要root権限)ができたらドコモメールに対応させるべく悪戯をしてみる。
※全て動作確認しているわけではないので、対応出来ない機種もあるかもしれません、あしからず。
作業環境、必要なファイル群
- androidSDK(adbコマンドを使用する場合)
- windows (macでもlinuxでも可)
- テキストエディタ(sakura、notepad++、xyzzy、、etcを使用)
- SO-02DもしくはSO-03Dの6.1.F.0.106.ftfファイル(どこからか探してくる)
- SPModePushNotifier.apk(どこからか探してくる)
- ドコモメールをインストールしておく
systemファイルを展開したら下記のファイル群をお好みのディレクトリにコピーしておく
- /system/build.prop
- /system/lib/libemoji_docomo.so
- /system/lib/libDecoEmojiJniNative.so
- /system/lib/libdaaCrypto.so
- /system/emoji/
- /system/app/StoreApp_fw_ics.apk
- /system/app/docomoset.apk
- /system/app/DocomoInitialization.apk
- /system/app/docomoAccountAuthenticator.apk
- /system/app/dmenu.apk
- /system/app/DecoEmojiManager_nolibs.apk
- /system/app/DcmAppManager.apk
ICSでドコモメールが対応するSONY端末(SO-02D、SO-03D)のbuild.prop、その他ファイルをお借りしてそれを、現在の端末に入れ込む
まずは所有端末からbuild.propを抜き取る
adb pull /system/build.prop
テキストエディタで編集
”##### Values from product package metadata #####”以下を
下記に変更する(SO-03DorSO-02Dのものに変更)
SO-03D化するなら↓
##### Values from product package metadata ##### ro.semc.product.model=SO-03D ro.semc.ms_type_id=AAD-3880132-BV ro.semc.version.fs=DCM ro.semc.product.name=Xperia acro HD SO-03D ro.semc.product.device=Hikari ro.product.model=SO-03DSO-02D化するなら↓
##### Values from product package metadata ##### ro.semc.product.model=SO-02D ro.semc.ms_type_id=AAD-3880136-BV ro.semc.version.fs=DCM ro.semc.product.name=Xperia NX SO-02D ro.semc.product.device=LT26 ro.product.model=SO-02DついでにMagic5linesなども追記しておく。
以下の手順は該当ファイル群をsdcardに保存してコマンドラインから導入するか、root権限が使用できるファイルエクスプローラー系のアプリからの導入も可能。
※以下のファイル導入作業後は必ずパーミッションを確認すること
先ほど書き換えたbuild.propをsdcardに保存して、system/に保存し、パーミッションを合わせて再起動
端末情報を確認すると、下記のようにモデル番号が
引き続きファイル群の追加作業
/system/lib/に下記を追加
- libemoji_docomo.so
- libDecoEmojiJniNative.so
- libdaaCrypto.so
/system/fonts/に下記ファイルを追加
- DroidSansJapanese.ttf
/system/etc/に下記ファイルを追加
- fallback_fonts.xml(DroidSandsJapanese.ttfの記述を追記)
- apns-conf.xml(入力が面倒なのでapn設定をデフォルトで入れる)
- gps.conf(どこからか探してみる)
/system/emoji/に下記ディレクトリを作成し以下(gifファイルを含む)を追加
- weather_seasons
- travel_life
- text
- heart_sparkle
- food
- emotion
- decoration
- character
/system/app/に下記ファイルを追加
- StoreApp_fw_ics.apk
- SPModePushNotifier.apk
- DocomoSettingsUtil.apk
- docomoset.apk
- DocomoInitialization.apk
- docomoAccountAuthenticator.apk
- dmenu.apk
- DecoEmojiManager_nolibs.apk
- DcmAppManager.apk
約3分ほどしばらく待つ
起動後に設定画面を開くと”ドコモサービス”
”ドコモサービス”をタップし
”アプリケーション管理”を開き”dマーケット”同意して利用開始 ”まとめてアップデート”
インストール終了(docomo Application Managerはインストールできないかもしれない)し
ドコモメールをインストールする。
”アップデート一覧”タップすると ドコモメールの表示”ドコモメール”をタップ(最初にインストールしたドコモメールのバージョンによってはアップデートの表示が出ない場合あり)
再度”ドコモサービス”に戻り”wi-fi”をタップし”wi-fiオプションパスワード”を設定する
設定が終了したら。ドコモメールを起動
設定 ”Wi-Fiオプション利用設定” ”Wi-Fiの接続確認”
絵文字問題ない様子
以上
"Xperia PLAY SO-01D" "
ドコモメールをどれだけの方々が利用しているかはわからないですが、キャリア様のご都合で非対応となってしまった端末さん達が少しでも救済されればと願うばかり。
Ics_Docomo_Mail.Zip
不適切な内容また誤った記載が御座いましたら、ご指摘いただけたら幸いでございます。
※追記 2014/12/04 下記コメントより ドコモ初代XPERIA SO-01B カスタムロム導入で、ドコモメール可能だとのことです、すばらしい。匿名様、貴重な情報有り難うございました。ご参考まで。
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Xperia SO-01Bでもドコモメール可能です。
返信削除Cm9以上のバージョンであれば対応可ですよぉ~(#^.^#)
Cm9ベースではFeraICS_v2.1~v4、SDE_Cm9_(v1.0)、scritch_cm9等で確認済み
Cm10ベースはすべてOK!
ちなみに現在はSO-01BをSDE_4.1.2のframeworkをhonami仕様に改変し、WiFiで運用中
オリジナルSDE_4.1.2よりも動作が快適になりました。(当然スタミナモード付です)p(^.^#)
SDE-4.0.4&4.1.2(SPL-4.1.2を含む)
1年前にすでに確認済みです。
コメント、貴重な情報、有り難うございます。
返信削除SO-01BでJBが導入できて、更にスタミナモードですか!当方は既に同端末を破棄しておりましたので、その辺の情報については、上記記載しておりますように不確かなものでしたので、大変助かります。
お題目を考えると、大変紛らわしいのでカスタムロムも含めた方がよいのですが、この記事は、ストックロムとを対象としています。コメントいただいた内容は、少し別にはなりますが詳しいドキュメントが記載してあるURLをご存じでしたら、教えていただけたら幸いです。
コメントさせていただいた@ランドと申します。
返信削除SO-01Bについてはサイト関連も廃れていますので・・・。
cm9~cm10に関しましては、上記のIcs_Docomo_Mail.Zip等を適用していただくだけで理論上ドコモメールが可能となります。so-01b_2台所持のうち、1台はcm9、もう1台はaosp(cm10)何れも基本的にはwifi運用ですが、パケホーダイシンプルのため、3G接続であってもメールに関してはパケット代がかかりません。充電時にsimを差し替えるなどして、いまだ現役で活躍してくれています。またメールに関しては、バッテリー消費しやすいIMAP方式での運用はしていません。待ち受けであればフル充電時、最低4~5日間運用可能です。
xdaサイトはso-01bでなく、あくまでx10用のカスタムロムが掲載され、近年更新もほとんどありません。feralabサイトもKKに移行すれば盛り上がるかもわかりませんが、現状ではGB系の話題しか取り上げておらず、残念ながら謹製ドコモメールは適用できません。よって実運用を目指すのであれば更新が終了したcm9,cm10系の古いカスタムロムに適用するしか道はありません。ですが、敢えてso-01bで運用できることにカスタムの素晴らしさがありますよね。(XDAサイト情報が必要でございましたら、こちらのコメント欄にて公開させていただきます。)
so-01b情報にかかわらず、今後ともよろしくお願いします。
なんとなく@ランド様ではなかろうかと思っておりました。
削除私が記載した本文よりも深く掘り下げた内容で、頭が下がる思いです。ここまで、まとまった内容であれば、別途サイトを立ち上げられてみてはいかがなものでしょう。このどこの馬の骨か分からない輩の記事の、下にある小さなコメント欄には正直、もったいない内容ですしトップ記事としても十二分に楽しめそうな内容です。
と私の勝手な提案ですので、、もしサイトでご案内されたときは是非ともURLを置かせていただきたいです。
おそらく@ランド様の記事を読んでみたい方はたくさんいると思います。
しかし初代xperiaで、まだまだ戦える端末にする技術と知識には驚かされます。
何となくランド様ではないかと言ったのも、作業スクショの解像度がおかしいことにお気づきだった?ドコモからの救済という名目の記事内容ではありますが、実は対象はそこだったりするわけでして、、。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い申し上げます。
返信ありがとうございます。
削除初代xperia(so-01b)のカスタムベースとしてSDE_4.1.2(RC2)を使用し、さらにhonami仕様にカスタマイズしたのですが・・・。ベースROMの根本的な不具合はRC3においても解消されないままです。このROMをベースにしているSPL_4.1.2もゲーミングROMと称してバージョンアップを繰り返していたにもかかわらず根本的なバグは未解決のままです。(なお、SPLは開発元のAchotjan氏の承諾なし?に転用しているため、XDAサイトで叩かれているようですが・・・(-_-;)
HK...一応年明けにでもブログをアップできればと思います。スクショも公開予定です。
アップ次第、僭越ながらご報告できればと考えております。今後ともよろしくお願いします。
SO-01C ICS(4.0.4) へ導入できました。上記仕様にDcmWapPushHelper.apk を追加したところdocomoApplicationManager も無事アップデート完了しました。。
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